ヴィジョン - オナモミ

未来展望VISION

ここ100年の間に人類は１万種以上の動植物を絶滅させて来ました。生態系や自然の破壊者である人間と云う動物は、欲望と妄想の虜となりながら今を生きています。このまま破壊し続けて行くのか、それとも共生の道を創造して行くのか、一人一人の気持が問われれています。日本は、世界的にも稀な豊かな自然環境を持つ国です。けれども昔の歌にあるような、清らかな川や山は少なくなりました。自然を汚さず壊さないライフ・スタイルを、主体的に新たに構築する人たちに視点を置いて、子孫に受け継ぐ未来を考察して参ります。

「子育ては、大事業である」と尊敬する人物が言いました。子どもの体と心を健全に育てるには、親も成長しなければなりません。親は完璧な人格を持つ人間ではないからです。だれもが子育てという初めての経験をしながら、子どもを育てます。子育てには、親の義務と責任があります。けれども、子育てを単なる義務として捉えるのではなく、自分の人生の大きな事業として捉えてみますと、気持も取り組みも変ります。未来は今であり、子どもをどんな人間に育てたいのか？ということが根本になり現われます。日本の美しい自然を守るためには、新たな人間社会の倫理と思想が必要です。真似ではなく、創造的な人間の能力が不可欠になります。